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誰にもわからない

2016/09/27

先日横浜DeNAベイスターズの三浦大輔投手が引退発表した。

現役生活24年。これだけでも立派な数字であるが、マウンド上での投げっぷりとコントロールの良さは、多くの野球ファンにインパクトを与え、リーゼントの髪型も含め存在感のあるプロ野球選手である。

三浦投手は奈良県の高田商業高校出身で、1991年のドラフト会議で当時の横浜大洋から6位指名された。高校3年の夏の予選は決勝でその年の巨人のドラフト1位谷口功一投手がエースの天理高校に0-1で敗れている。

当然、甲子園に出ていないドラフト6位の投手は全国的には無名であった。

私の中で6位で入った三浦投手が印象に残っているのは、その年に浪速高校が選抜に初出場し、私の教え子の北川晋君もオリックスのドラフト5位指名され、他の高校生にも注目していたからである。

三浦投手がここまでの活躍をするのを誰が予想したでしょう。旧知の高田商業元監督の山下先生でさえ予測できなかったのでは。

おそらく彼の気持ちの強さがこの長い野球人生を支えたのではないかと思います。

その年の高校生ドラフト1位は先ほどの天理高校谷口功一投手(2年夏優勝)、松商学園上田佳範投手(3年春準優勝)、大阪桐蔭高校萩原誠選手(3年夏優勝)、東京学館浦安高校石井一久投手である。石井投手以外は3年時春夏連続出場した甲子園のスター選手である。

誰が活躍したかは皆さんお分かりだと思います。

その他の主な選手は、オリックスの4位は現役メジャーリーガーのイチロー選手、近鉄の4位はいてまえ打線の中核をなしたフルスイングの中村紀洋選手。

大学生では広島4位の金本知憲選手、オリックス1位の田口壮選手が長きにわたって活躍した。

ここまで書くと私が何を言いたいかはお分かりだと思います。アマチュア時代の実績があてにならないことが。当然プロ野球球団は上位の選手に高額の契約金を支払うわけですから、評価も期待も高いはずです。しかしプロのスカウトを持ってしても期待通りにはならないものなのです。

投手では特に高校生が予選や甲子園での投げ過ぎによって投手生命に影響を及ぼすことは大いにあり得ることでしょう。

悲惨なのは甲子園で見せたパフォーマンスが、その後のプロ野球人生で一度も再現できなかった投手もいると聞いています。

ちなみに25年前、イチロー選手のオリックスの入団発表時、教え子の北川晋君親子と共に同席した私の隣に、イチロー選手がいました。あの高校生がメジャーリーグで3000本安打を放ちここまで活躍し、プロ野球の歴史に残る偉大な選手になるとは私も予想できなかったことです。その北川君は自分の全盛期がオリックスのV2の頃で、投手陣も豊富なため、なかなか1軍に上がることができませんでした。めぐり合わせが悪かったのでしょうか。

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一昨年末にドミニカで食事を共にした、ドジャース・アカデミーで27年間コーチ経験のあるバウティスタさんがこう言いました「契約金3億円の選手が1度もメジャーに上がれなくて、60万円の選手がメジャーで活躍し何10億という年棒を手にしている。誰がメジャーリーグで活躍するかは誰にもわからない」

まさに「神のみぞ知る」

 

 

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